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自宅で副業 Webデザイナーになるために準備すべきこと

政府の働き方改革により、女性が家庭と仕事とを両立するために働き方を見直して、スキルを活かした仕事をしたい、短時間で働くことや在宅で働きたいなどといった声が増えていることから、副業や兼業に対する意識が高まっています。  
そこで副業に興味をお持ちの女性に向けて、自宅でできるWebデザイナーについて紹介していこうと思います。


目次

1. Webデザイナーとは

企業や個人などのクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを考えるお仕事です。  
依頼主が理想とするWebサイトを制作するために、全体の構成を考えながら見やすく整えたり、商品を魅力的に伝えるためのデザインを構築していきます。


2. Webデザイナーのスキル

特別な資格は必要ありません。知識とスキルがあれば未経験者でも仕事に就くことができます。
Web関係の業務経験やスクールで得たスキルがあると即戦力として仕事に活かすことができます。

① デザインの基本

デザインには原理原則や法則に則った上で考えられています。
ユーザーに効果的なサイトにするためには、レイアウトやタイポグラフィー、色彩などの知識が最低限必要です。     
レイアウトはWebサイト全体を設計するときに何をどこに配置するかを意味します。
レイアウトには様々なパターンがあり、サイトの目的や目標に合わせて変えていきます。
レイアウトの選択でユーザーに与える印象が大きく異なります。   
タイポグラフィーとは文字デザインを意味します。
読みやすく、美しい文字を配置させます。
フォントにはそれぞれデザインがあり、見出しに適しているものや本文に適したものなどがあります。
サイトのイメージやユーザーの印象などを考慮して決定していきます。
また、Webサイトに表示される文字フォントはブラウザやデバイスによって異なることもあり、端末に応じたフォントを細かく設定します。   
色彩はサイトのイメージを色で表現します。
レイアウトで美しくバランスを整えて、さらに色を組み合わせてサイトの全体に関連性を持たせます。
食べ物を扱うサイトには暖色系、ビジネスサイトでは寒色系をつかうなどユーザーの印象が大きく変わります。

② HTML・CSSコーディング

Webページの見た目を作るマークアップ言語です。
マークアップ言語とは、Webページの文字・画像・文章といった土台となる要素を構成し、文書の構造を定義する言語です。
HTMLはヘッダーやフッター、見出しなどをコンピューターに認識させ、Webページのどこに何を配置するか決めることができるという役割を果たしています。
Webデザインを作る上で骨組みを作る必要不可欠な言語となっています。
CSSは文字の装飾などに用いられます。これらを整えることで読者が読みやすい、わかりやすいサイトを作ることができます。
HTMLだけでもWebページのデザインを指定することができるのですが、情報構造が乱れてしまい、検索エンジンに理解されにくくなったり、ブラウザによっては表示が変わってしまったりするので、HTMLとCSSを組み合わせて構成させるのが基本となっています。      

③ JavaScript/jQueryカスタマイズ

Webサイトの制作、アプリの開発に使われています。
様々なWebサービスでもちいられるプログラミング用語jQueryはJavaScriptライブラリです。
ライブラリとは汎用性の高いプログラムを再利用できる形にまとめたファイルのことです。
JavaScriptライブラリであるjQueryを活用すれば、コーディングの手間が省けたり、管理がしやすくなるメリットがあります。
JavaScriptはWebサイトに動きをつけるときに用いられます。 何枚かの写真をスライドさせて表示したり、ランキングやバナー広告などを表示するサイドバーを出し入れしたり、ユーザーが操作して表示を変えられるWebページはJavaScriptで制作されていることが多いです。
jQueryはJavaScriptを使いやすく拡張したものです。JavaScriptより短いコードで実現できて、開発の効率がものすごく上がるため頻繁に使われます。
jQueryはどんなブラウザでも使えるのが最大の利点で、同じコードで動作するようにしてくれます。
Windowsに入っている「IE」 Googleの「Google Chrome」  MacやiPhoneの「Safari」など

④ UI/UX設計

UIとはユーザーの目に触れる部分、例えばWebサービスで表示されるアイコン、ロゴ、インターフェースのモックアップなどデザインやフォントなどの外観。
UXとはこれらのデザインされた製品やサービスによって得られる体験のことです。
ユーザー視点に立ち、見やすいデザインを考えたり、必要としている情報にすぐにアクセスするために最適なレイアウトを考えたりします。
デザイナーが好むものとユーザーが好むものが異なったとして、ユーザーにとって使いやすいデザインであることが重要です。
UIデザイナーはillustrator、Photoshop、Sketchを使いこなせることが必須です。
UXデザイナーはマーケティングやSEO、サイト解析などの技術のほか、企画意図やデザイン意図を他者に伝えるためのコミュニケーション力、プレゼンテーション力、ユーザーの行動を理解するための行動心理学や人間工学の知識などが必要です。

⑤ SEO

検索エンジン最適化のことで、検索結果で上位にランキングさせるための技術です。
デザインにこだわり、良いサイトを作っても、ユーザーの目に触れなければ、せっかく作ったサイトの意味がなくなります。
SEO対策をして、検索エンジンからのアクセスを集める手法です。
コンテンツと検索ランキングの仕組みを知っておく必要があります。

⑥ その他

仕事を請け負う会社によってはデザイン以外の仕事で携わる可能性があるものに、プログラミング(プログラマー)や文字コンテンツ制作(ライター)があります。
スキルアップにもなりますので併せてこれらのスキルも持っていると重宝されるでしょう。


3. Webデザイナーのメリット、デメリット

〇メリット  

・需要の多い仕事なので仕事が確保しやすく、仕事の受注に困ることはありません。
仕事の単価も比較的高いです。デザインが好きなら長く続けていける仕事です。  
・未経験でもパソコンとスキルがあれば始められます。

〇デメリット   

・デザインはセンスによるものなので、誰でも同じように作ればよいというものではありません。
クライアントのイメージに添って形にしていく必要があります。ですから、納品しても作成し直すという可能性もあります。  
・在宅の仕事ではモチベーションを自分で保たなくてはならない。


4. Webデザイナーの仕事内容

在宅でやりやすいデザイナーの仕事なので副業に適しています。自宅にパソコンがあれば、打ち合わせする時にもメールなどのやりとりで済んでしまうことも多く、場所を選びません。

① バナー制作

クラウドソーシングによってバナー制作を外注する企業が増えてきていますので、バナーの制作案件は豊富にあります。 画像加工のためのphotoshopが使えれば比較的簡単に取り組めます。
バナーは写真などの素材とキャッチコピーで構成されているため、制作自体はそれほど難しくありません。 けれども、いかに目を引くデザインにしていくのかが技術の見せ所です。文字や画像が盛り込まれすぎると、どれが重要な情報かが分からなくなります。色調も何色も用いると雑然とした印象を与えます。一目でわかるシンプルなもので目立つデザインであれば見た人の目に止まりやすいです。
バナーの多くは主にGoogle、Yahoo、Facebookなどの媒体で広告用に使用されます。
それらの媒体では個別で使用可能なバナーの掲載基準を設けているため、バナーの規格、サイズの基準を満たすものを制作していきます。

〇バナー制作のポイント
A. 伝えたい内容(言葉・要素)
B. 自分なりのストーリーを決める
C. メイン画像・素材
D. レイアウトを決める
E. 文字の大きさ、フォントからイメージを広げる
F.  配色で全体の印象を仕上げる  
報酬額:5,000~50,000円

② ホームページの更新

新規作成する仕事とは異なり、既存のHTMLに修正・追加を行う作業のため、求められる知識レベルは比較的低いことが多いです。
初心者や未経験者におすすめの案件です。

・個人ホームページの一部修正や変更
・法人ホームページの一部修正や変更
・ページ内の文言変更など
報酬額:10,000~20,000円

③ 既存サイトへのページ追加

既存のページとのバランスを考えたコーディングが必要です。 募集要項にはページの色合いなどを含めたイメージがありますので柔軟に対応できるスキルが必要です。
写真素材などの追加もあるため、サイトの容量に合わせた写真サイズなども考慮してサイトの表示速度にも意識を向ける必要があります。

・既存サイトへのページ追加
・色合いなどを含めたページコーディング
・写真素材を活用したページコーディング
報酬額:10,000~50,000円

④ ホームページ全体のコーディング

Webに対する理解やプログラミングなどのスキルがあれば、コーディング業務も請け負うことができます。
ホームページやショッピングサイトの見た目を作るお仕事です。 HTMLを独学で学習して、自身でサイト構築ができるレベルであれば、未経験・初心者でも副業は可能です。

・個人ホームページ全体のコーディング
・ショッピングサイトのコーディング
・コーディング数ページ    
報酬額:50,000~100,000円

⑤ Webライティング

キャッチコピーなどのライティングはWeb制作に欠かせません。集客を考えるうえでも人々の興味を引くWebライティング力が求められます。 Webライティングにはマーケティングの知識が必要です。
Webサイトの目的やターゲットなどを把握したうえで、商品の魅力を伝えて販売促進につなげることを意識してライティングしていきます。


まとめ

Webデザイナーの仕事は案件数が多いので、実績を積めば依頼されやすくなりますし、納期に間に合うように自分で計画を立てて仕事をしていけるので、自分のペースで働く時間を決めることができます。 パソコンがあれば仕事ができるので移動時間がなく自宅で仕事ができることが魅力です。 Webのスキルを増やしていけば依頼も増えて収入がアップも期待でき、自宅にいながらも人と関わりながら多くの刺激をもらいながらできるので、継続的にやっていける仕事だと思います。

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